2006年 2006 1 2
2006年は、どうなるか。
それを考える上で、2005年を振り返る必要があるかもしれません。
2005年は、「一般投資家の年」だったと思います。
たとえば、こんな展開だったと思います。
一般投資家が、業績のよい銘柄を、日足チャートで判断し、買う。
翌日(1日目)、終値が、マイナスになっていないか確認する。
(プラスだから持ち株を保持する)。
2日後も、3日後も、プラスだったので、保持する。
4日後、下落した。
(5日移動平均線を割れば、利益確定をしようと決める)。
5日後、またプラスとなったので、保有を続ける。
このように書くと、日足チャートは、きれいな形になっていると思うでしょうが、
実際には、あまり、よい形になっていない。
1日目はプラスだが陰線、2日目は小さな十字線、3日目はコマのような日足。
4日目は小さな陰線、5日目は中程度の陽線。
総じて、日足の長さが短く、しかも、窓を空ける日が多かった。
このような条件では、デイトレーダー(ディーラー)は、手が出せなかったでしょう。
しかし、一般投資家は、株価の日中の動き(分足チャート)を見ることはなく、
仕事が終わって、夜、株価を見て、日足チャートの形が崩れない限り保有を続けたでしょう。
デイトレーダー(ディーラー)が、手が出せなかった銘柄でも、
一般投資家は、大きな利幅を取ることができたと言えます。
おそらく、上げ相場になってしまうと、一般投資家の方が有利だと思います。
強い上昇で、窓を空けて上昇するが、日中の動きは、狭く、利幅が取れない。
こんなパターンが続くと、デイトレーダー(ディーラー)は、苦しいと思います。